桶中住宅設備創業物語

創業時の大切な想い

桶中住宅設備 代表取締役社長の中村辰雄です。

 

桶中住宅設備は昭和25年創業以来、私で2代目となります。

熱田区のお客様に支えられ、おかげさまで創業60年以上を迎えております。

 

桶中住宅設備は、昭和25年に先代の中村亮次が木桶作りの職人として道具箱を持ち、ここ熱田区において、

桶中住宅設備の前身である「桶中浴槽店」を開業いたしました。

 

当時、桶中浴槽店の先代社長の口癖は


「お困りごとあればワシがすっ飛んでく!!」

 

この理念は、名を「桶中住宅設備」に変えた今も変わらず引き継がれています。

桶屋として創業、リアカーを使う日々

当時はまだまだ銭湯通いが多い時代であります。

先代は桶屋で培った技術を活かし、各家庭に内風呂を普及させるべく熱田区で浴槽専門店を開きました。

 

もともと桶屋として創業しましたので、店は木の香りにあふれ、夏になれば近所の子どもたちが、かぶと虫やクワガタ虫を飼うのにおがくずをもらい店に顔を出していました。

 

当時は、車もまだまだ少ない時代。リアカーに浴槽をのせ、手作業で取り付けに回っていました。

まさに熱田区の発展とともに成長してきたのが、今の桶中住宅設備です。


体を洗う風呂場から、一日の疲れをとる癒しの空間へ

ご存知の通り、昨今は熱田区の発展も目覚ましく、木桶の風呂はほとんど見られなくなりました。

温泉で入るくらいなのではないでしょうか?

 

先代は、朝から夜遅くまで、お風呂をつくり、取り付け、夜は夜でお風呂に入ったら

なかなか出てこない。


一日がお風呂で始まり、お風呂で終わる誰よりもお風呂が大好きな人でした。

 

いつしか木桶のお風呂は、ユニットバスへと進化を遂げ体を洗う風呂場から、

一日の疲れをとる癒しの空間へと変わりつつあります。

 

そのカタチは変わろうとも、木の香り、肌触りが大好きだった先代の想い、木桶の技術はしっかりと若いスタッフにも引き継がれています。

 


東邦ガスの指定店として

昭和25年に㈱東邦ガス(愛知、三重、岐阜県の都市ガス供給)の指定店となることが出来ました。

同時に名古屋市熱田区を拠点にガス風呂釜、ガス炊飯器、ガス調理器、ガス暖房機の販売取付けを

開始します。


木材を燃料にし多大な時間で家事を行っていた家庭に、短時間で簡単に調理、風呂、暖房が出来るガスをお届けする事業に参入しました。この頃よりお風呂、台所の改装工事も行うようになりました。

一般家庭にとって大きな変革な時代が到来しました。

 

平成10年に店舗移転及び新店舗ビルが完成しました。

ガス設備の取替えを主に行ってきた事業から本格的に自社で住宅リフォームに参入したのがこの頃です。地域の皆様にもっとより良い商材や空間、時間を提供できないかを追求し、

お客様と一緒に将来の空間を考えさせていただくことで、末永いお付き合いを確立し、

地域の皆様へと幸せを運んでます。

 

平成16年に東邦ガスのエリア担当店として中川区の依頼もいただくようになり、
スタッフも増えて営業エリアを大きく拡大しております。

 

私はこの仕事で家庭の設備機器トラブルでの解決、リフォームで地域に幸せを目指し社員一丸で地域の

お客様のお困りごとは何でも桶中で相談し解決していただき、「地域に幸せ社員に幸せ!!」を

モットーにこれからも先代の「お困りごとあればワシがすっ飛んでく!!」を受け継いでお客様、

一軒、一軒、感謝を込めて現場にすっ飛んでいきます。